UTAGEの動画連動アクションが発火しない原因|リッチメニュー経由はラベルが付かない仕様

UTAGEの動画連動アクションが発火しない原因

UTAGEの「動画連動アクション」(視聴時間に応じたラベル付与)を設定したのに、ラベルが一向に付かない——。実際の構築案件でこの症状にぶつかり、UTAGEサポートに問い合わせて原因を特定しました。結論から言うと、リッチメニュー経由で動画視聴ページを開いても、ラベルは付与されない仕様です。この記事では、公式回答に基づく原因と対処法、実務での落としどころをまとめます。

目次

結論:動画連動アクションは「シナリオから送ったURL」でしか発火しない

動画連動アクションが機能する条件は、次の2つを両方満たしている場合だけです(UTAGEサポートに確認済み・2026年7月時点)。

  • 読者がメール・LINE配信アカウント内に読者登録されている
  • その配信アカウントのシナリオから送信された動画視聴ページURLを経由してアクセスしている

つまり、リッチメニューのリンクから動画視聴ページに遷移した場合は「シナリオからの遷移」ではないため、視聴時間に応じたラベル付与は行われません。設定画面上はアクション自体を組めてしまうので、この仕様を知らないと原因特定にかなり時間を取られます。

最初にやろうとしていたこと

そもそもの目的は、次のような設計でした。

  • LINEのリッチメニューを導線のハブにして、読者がいつでも動画視聴ページへ飛べるようにする
  • 視聴時間に応じて段階的にラベルを付与し、「どこまで見たか」で読者をセグメントする
  • 深くまで視聴した読者にだけ、次の案内を自動で出し分ける

リッチメニューの使いやすさと、動画連動アクションの自動セグメントを組み合わせる、いわば王道の構成です。ところが、この2つの組み合わせそのものに罠がありました。

起きたこと:設定は正しいのにラベルが付かない

動画連動アクションを設定し、リッチメニューから視聴ページへ遷移する導線で運用を始めたところ、視聴した読者にラベルが付きません。やっかいなのは、テストでは自分の端末でラベルが付いたように見える瞬間もあったことです(後述のcookie問題)。症状が安定して再現されないため、設定ミスなのか仕様なのかの切り分けにかなり時間を使いました。

公式の対処法:案内用シナリオを1枚挟む

サポートから提示された回避策は、次の構成に組み替える方法です。

  1. リッチメニューのタップ時に、「動画視聴ページ案内用シナリオ」への登録アクションを設定する
  2. 登録直後のステップ配信で、視聴ページURLをメッセージとして送信する
  3. 読者がそのメッセージ内URLから視聴ページへ遷移すると、動画連動アクションが実行される

「リッチメニュー→動画ページ」の直行ではなく、「リッチメニュー→案内用シナリオ登録→メッセージ内URL→動画ページ」という一段挟んだ流れにするわけです。

この方法の注意点(実務目線)

  • 1タップ増える:メッセージ内のURLを確実に踏んでもらえる保証はありません。直リンクより離脱ポイントが1つ増えます。
  • テストの切り分けが難しい:一度メッセージのURLを踏んだ後は、cookieが生きている間はリッチメニューから飛んでもラベルが付くことがあります。「本当に紐づいたのか、一時的なcookieなのか」の判別がつきにくいため、テストは新規アカウント・未使用のメールアドレスで行うのが確実です。

現実的な代替案:ラベルを諦めて履歴で確認する

視聴判定にそこまでの厳密さが必要ない案件なら、ラベルの自動付与を諦める判断もあります。

  • リッチメニューのタップ時に「▼視聴はこちら▼+URL」の自動応答メッセージを返す
  • 誰に視聴案内を送ったかはLINEのトーク履歴に残るので、必要なときは履歴で確認する

実際の案件でも、構成がシンプルになることを優先してこの運用を選んだケースがあります。「ラベルで何をしたいのか」次第で、機械的な判定が本当に必要かどうかは変わります。

設計段階のチェックリスト

あとから導線を組み替えるのは手間なので、設計の時点で次を確認しておくのがおすすめです。

  • 視聴時間ラベルを使う予定があるか(例:最後まで視聴した人にだけ個別の案内を出す等)
  • 使うなら、動画視聴ページへの導線を最初からシナリオ経由で設計する(リッチメニュー直リンクにしない)
  • リッチメニューも併用したい場合は、案内用シナリオを挟む構成を初期設計に組み込む
  • 動作テストは新規アカウント・未使用のメールアドレスで行う(過去のテストデータと重複すると、別人判定などの誤認が起きやすい)

よくある質問

メール読者でも同じ仕様ですか?

はい。発火条件は「配信アカウントのシナリオから送信されたURL経由」なので、メール・LINEを問わず、シナリオから送ったURLであればラベルは付与されます。逆に、ページ内ボタンやリッチメニューなど「シナリオ外」からの遷移では付与されません。

すでに運用中で、あとからラベルを使いたくなったら?

案内用シナリオを追加し、既存読者へ一斉配信で視聴URLを送り直す形になります。そのURL経由の視聴からはラベルが付与されます。

UTAGEの全体像(機能一覧・料金・向き不向き)は「UTAGEとは?完全ガイド」にまとめています。

参考:UTAGE公式マニュアル

構築・移行でお困りの方へ

UTAGEのファネル構築・LINE連携・LP移行を代行しています。今回のような「仕様を知らないとハマるポイント」を踏まえて設計するので、遠回りせずに構築できます。

これからUTAGEを検討中の方は、14日間無料トライアル(公式サイト)で実際に触ってみるのが早いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

UTAGEで困ったら

この記事で解決しなかったこと、記事にしてほしい詰まりどころがあれば、お問い合わせから気軽にどうぞ。実案件で検証できるものは記事にします。

この記事を書いた人

shunのアバター shun 元理学療法士マーケター

医療現場での経験を持つフリーランスマーケター。
治療院・クリニック向けのSEO記事、メールマーケティング、マーケティング自動化(UTAGE)を専門に、患者心理と経営者の課題の両方を理解した実践的な支援を提供。
「治療院の売上が院長の労働に依存している状態」から抜け出すための、リピート・紹介の仕組み化を得意としている。

目次