「UTAGEとLステップ、どっちにすべきか」。ファネル構築の相談で最も多い質問のひとつです。私は両方のツールの構築に関わってきましたが、結論から言うと、この2つは競合というより得意分野が違うツールで、比較の軸を間違えると選択も間違えます。この記事では「何を自動化したいか」から逆算した選び方を解説します。
結論:LINEを深くやるならLステップ、販売導線を丸ごと作るならUTAGE
- Lステップ=LINE公式アカウントの拡張ツール。LINE内の体験(セグメント配信・リッチメニュー出し分け・流入経路分析)を極めるためのもの
- UTAGE=オールインワンの販売システム。LP・メール・LINE・決済・会員サイト・ウェビナーまで、登録から販売後までを1つで完結させるもの
つまり「LINEマーケティングを深くやりたい」ならLステップ、「LINEも含めた販売の仕組み全体を作りたい」ならUTAGEです。
料金の比較(2026年7月時点)
| ツール | プラン | 月額(税込) | 目安 |
|---|---|---|---|
| Lステップ | フリー | 0円 | 月200通まで |
| スタート | 5,000円 | 月5,000通まで | |
| スタンダード | 21,780円 | 月30,000通まで | |
| プロ | 32,780円 | 月50,000通まで | |
| UTAGE | ライト(非公開) | 9,700円 | リスト3,000人まで等の制限あり |
| スタンダード | 21,670円 | 主要機能ほぼ無制限 |
注意したいのは、Lステップの料金は「LINE配信ツール単体」の価格だという点です。LPを作るツール、メルマガ配信、決済、会員サイトが必要なら別途契約が要ります。一方UTAGEの21,670円はそれらが全部入りの価格。単純な月額比較は意味がなく、「自分に必要な構成の合計額」で比べる必要があります。
機能面の違い(実務で差が出るところ)
Lステップが勝つところ
- LINE内の細かい出し分け:リッチメニューの条件別切り替え、細かなセグメント管理、流入経路分析の深さはLINE特化ならでは
- 低コストで始められる:フリー〜スタート(5,000円)で小さく検証できる
- 構築者・情報が多い:利用者が多く、ノウハウ記事や構築代行者の層が厚い
UTAGEが勝つところ
- メールとLINEの両輪追客:LINEはブロックされたら届きません。メールとLINEを1つのシナリオ設計で併用できるのは大きな保険です
- LP・登録フォーム・視聴ページ・決済・会員サイトが同居:ツール間連携の設定と事故がなくなる。構築代行の現場では、これが工数とトラブルの両方を減らします
- ウェビナー・動画連動:動画の視聴状況に応じたアクション実行など、動画セールスの導線が標準機能で組める
選び方の判断フロー
- 販売したい商品・講座があり、登録から決済までを自動化したい → UTAGE
- すでにLPや決済の仕組みがあり、LINE運用だけ強化したい → Lステップ
- 店舗・予約ビジネスでLINEが顧客接点の中心 → Lステップ
- メルマガとLINEを両方使いたい → UTAGE
- 月5,000円以下でまず試したい → Lステップのスタートプラン(ただし後からUTAGEに移行する場合、シナリオの作り直しコストがかかる点は織り込んでおく)
併用はアリか
「UTAGEで販売導線+LステップでLINE運用」という併用構成も技術的には可能ですが、読者情報が2つのツールに分かれて管理が複雑になるため、個人〜小規模チームにはおすすめしません。どちらかに寄せた方が運用は確実に楽です。
よくある質問
LステップからUTAGEへの乗り換えは大変ですか?
友だち自体はLINE公式アカウントに紐づいているので失われませんが、シナリオ・タグ・リッチメニューなどの設定は作り直しになります。移行するなら、配信が少ない時期にまとめて行うのがおすすめです。
UTAGEのLINE機能だけ使うことはできますか?
できますが、それならLステップの方がLINE単体機能は細かいです。UTAGEを選ぶ意味は「LINE以外も含めた一気通貫」にあります。
UTAGEの全体像(機能一覧・料金・向き不向き)は「UTAGEとは?完全ガイド」にまとめています。Lステップ以外の代替候補(systeme.io・GoHighLevel)との比較は「UTAGE代替ツール比較」をどうぞ。
参考リンク
UTAGEに決めたら
14日間の無料トライアルで、LP1本とステップ配信を実際に組んでみるのが一番確実な判断方法です。
構築の時間が取れない方には、初期構築・移行の代行も提供しています。
